これで準備は万全!いざ面接へ!
採用担当者にとっては、面接での態度や質問に対する受け答えが合否の判断材料になります。少しでも好印象を与えられるように、事前によく聞かれる質問を把握し、答えを準備しておきましょう。よく聞かれる6つの質問と回答のポイントを説明します。
1つ目は職歴や経歴を問われる質問です。この質問では経験やスキルが確認されます。介護士の仕事は多岐に渡っていますが、特に、食事介助・入浴介助・排泄介助の三大介護の経験の有無はミスマッチが起きやすいので詳しい答えを求められる場合があります。「三大介護の経験がある」といっても、「どの程度できるか」が重要なのです。「どのような介護施設」で「どんな仕事に従事していた」のかを簡潔に分かりやすく伝えましょう。
2つ目は転職理由についてです。この質問は、何かトラブルを抱えていないか、前職と同じ理由で辞めたりしないか、といったことが確認されます。転職回数が頻回だと採用担当者が「また同じ理由で退職してしまうのではないか」と考えるのも当然のことです。不満やトラブルを引きずっておらず、前向きな気持ちで転職することを伝えましょう。具体的には、前職を辞めた理由を2割、転職したら実現したいことを8割の割合で話すと「転職してやりたいことがある」という前向きな気持ちが伝わりやすくなります。
3つ目は志望動機です。採用担当者は仕事内容だけではなく事業所の理念などもしっかり理解したうえで応募しているのかどうかを確認しています。「なぜこの事業所を選んだのか」を自分の中でもはっきりとさせておきましょう。この質問は、転職理由と事業所の魅力を結びつけて答えるといいでしょう。事業所が求めている人物像をしっかりと把握し、そのうえで自分の熱意や想いを伝えます。
4つ目は今後のキャリアに対する考え方です。将来のキャリアプランを実現するために行動していることが伝わるため、仕事に対する熱意も示せます。この質問に対しては、目標に向けてどのように取り組んでいるかを伝えるといいでしょう。
5つ目は残業や夜勤についてです。基本的には「必要であれば残業や夜勤も可能です」と伝えると採用につながりやすいです。もし、家庭の事情などで残業や夜勤ができない場合は、できない理由とどのような条件であれば可能なのかを伝えるといいでしょう。
6つ目は逆質問です。この質問では意欲や自己アピールを確認されるため、この職場で働きたいという前向きな気持ちや自分の長所などを伝えましょう。ただし、事前に調べれば分かることや待遇面に焦点を当てた質問はかえって印象を悪くしてしまいます。なるべく控えましょう。