これで準備は万全!いざ面接へ!
どんなにスキルがあっても面接の印象が悪ければ不採用になってしまいます。採用担当者に好印象を与えることができるように、面接中とその前後に気をつけなければいけないマナーについて見ていきましょう。
面接前に注意したいのは「申し込みの電話」と「当日訪問した時の姿勢」です。
申し込みの電話をかける際は時間帯に注意しましょう。土日や祝日は担当者が不在の可能性があるため、平日の昼間に電話をかけるとスムーズにつないでもらえます。電話がつながったら「面接の申し込みをしたいのですが、ただいまのお時間は大丈夫でしょうか」と伝え、面接当日に必要な持ち物を質問します。忘れないようにメモを取りながら聞くといいでしょう。
面接当日は身だしなみを整えてから向かいます。清潔感のあるスタイルを心がけ、派手なものは避けるようにします。注意したいのは「匂い」です。香水やたばこなどの匂いは自分では慣れているので気にならないかもしれません。しかし、意外に匂いは気になるポイントで周囲の人も敏感に反応します。喫煙者は面接が終わるまでたばこは我慢し、普段から香水をつけている人は量を控えるようにしましょう。
最も細かくマナーを見られているのは、「面接室に入室してから退室まで」です。面接室に案内されたらノックをして中に入りますが、ノックの回数は何回がいいのでしょうか。2回ノックする人が多いのですが、一般的には3回が正解です。中に入ったら「失礼します」と一礼してドアに一番近い席の前で立ちます。「どうぞ」といわれるまで着席しないように気をつけてください。
面接が終了したら「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」と感謝を伝えて席を立ちます。もう一度「ありがとうございました」と一礼してから出口へ向かいます。ドアを開ける前に、採用担当者に向かって「失礼します」といってから退室します。
介護業界では面接の際に施設見学も一緒に行う場合があります。まず施設内を見学し、その後、そのまま一緒に面接室に入って面接を行うことになります。その場合は上記で紹介した面接の流れとは異なるため、事前の面接練習の成果が出せないかもしれません。しかし、あいさつや一礼などの基本的なマナーをおさえつつ、相手に失礼にならないように臨機応変に対応すれば大丈夫です。練習と流れが違うからといって焦ってしまうと、かえって失敗してしまいます。落ち着いて丁寧に対応しましょう。
面接が終わったらお礼の手紙を送ります。面接に時間を割いてもらったことに対する感謝の言葉を手紙で伝えましょう。